再び、森永卓郎さんのコメントのご紹介です。
「橋下旋風に潜むリスク」とのタイトルです。ユーモアを交えてのコメント、大阪について熟慮してくださったご意見です。
『橋下市長は、今の日本には独裁が必要だという。確かに独裁の方が改革は進みやすい。しかし、それは、独裁者が政策を誤ったときに誰も止められないという危険と背中合わせだ。橋下市長は、大阪府知事時代に「君が代斉唱時に起立しない教職員を辞めさせる」と発言した。また政治家になってからは封印しているが、かつては、徴兵制度の復活や核兵器保有を肯定する発言もしていた。誰かが常にきちんと批判していかないと、本当のファシズムにつながりかねない。だから、私は橋下市長に「バカコメンテータ」と呼ばれようとも、ずっと「反橋下」で行くことに決めた。』
http://www.magazine9.jp/morinaga/120111/
森永さんについてはあまり存じ上げず、「年収300万円時代」を予測した方としか知りませんでした(ごめんなさい)。最近、コメントを読ませて頂く度に、知識が深く、良識のある方と感心しているところです。
『「小泉・竹中路線」(聖域なき構造改革)に反対の立場で、新自由主義や市場原理主義は構造改革の名を借りた弱者切り捨てだとして強く批判していた。』ことも、森永さんの予測通りになっていますね。
森永さんは、橋下さん批判と言うよりも、大阪のファシズムの危険性を予知している方なので、それをなんとか避けるべく声を上げてくださっていると思います。私も同感です。
大阪に関係する方、大阪に関心のある方にも是非、ご理解、ご協力を頂き、現時点での大阪市の廃止に反対して頂ければ幸いです。
また、以下、「橋下民主主義の危うさ」と題してコメントされています。
http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/510.html
『橋下市長は、大阪市の財政再建のために、住民福祉を含む多くの分野で予算をカットしてきた。文楽協会への2900万円の補助金についても、公演の入場者数に年間10万5000人のノルマを課し、達成できなければ補助金を減額する。今年度の入場者がノルマを達成するのは絶望的で、文楽協会への補助金は大幅にカットされる見込みだ。伝統文化に対して厳しい姿勢で臨みながら、自らの政治的パフォーマンスのために莫大な市民の税金をつぎ込む姿勢は、わがまま以外の何物でもないだろう。』
大阪市の文楽劇場は、海外からの友人に紹介して、喜ばれています。素晴らしい芸術、伝統文化は、宝です。大阪市も文楽劇場も大切に存続させてほしいものです。
http://www.ntj.jac.go.jp/bunraku.html
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