大阪阿倍野近鉄、ハルカス美術館の北斎展、11月19日をもって終了しましたね。

終了前に何とか時間をとって鑑賞致しました。

大英博物館国際共同プロジェクトとの協賛ということもあり、世界中から多くの作品が一堂に会し、久しぶりに美的感性を刺激されました。

平日にも拘わらず、多くの人でごった返していましたが、人の多さも気にならない位、作品に集中できました。

傑作とは、そういうことかもしれません。

「富岳三十六景神奈川沖浪裏」、素晴らしく良かったです。

随分昔、20代の若かったころ、海外で観た北斎の作品を、何が良いのかさっぱり解らなかった。私の感性と北斎の感性の融合するところがなかった様に思います。ゴッホ、ピカソ、マティス、ジャコメッティは、とても気に入っていたのに。あの頃の私は、若さ故に理解する気もなく、理解できる人生経験もなかったのかと、今になって、その頃の自分を思います。若さとは、そう言うことかもしれません。

「富岳三十六景神奈川沖浪裏」は、発表当時、葛飾北斎72歳の晩年の作品とのこと。
72歳になって、もう一度、本物を観てみたいと思っています。

歳を重ねることは、素晴らしいことでもありますね。

https://www.aham.jp/exhibition/past/hokusai/

秋の紅葉の季節、東大阪市下小阪の司馬遼太郎館で、のんびりした時間(司馬さんの書斎からのお庭、玄関の様子がとても素晴らしいです。)を過ごし、京都永観堂で、境内を染め上げる紅葉やお堂の前の岩垣紅葉に包まれる時間を持つことができました。


(司馬遼太郎館)


(永観堂)

忙しい毎日ですが、直接、足を運んで訪れる場所は、また、格別の思い出となり、私たちの人生を豊かにしてくれますね。

皆さんも、是非、お出かけください。

Yoshiko







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