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7月, 2016の投稿を表示しています
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産経、正論の芳賀教授のお話、素晴らしいです。この様な方が、日本人の先達として、発言してくださることが、嬉しいです。 2代続けて卑小な行動で途中退場した都知事…道義的潔癖の範となる日本人に 東京工業大学名誉教授・芳賀綏 一部ご紹介させて頂きます。 「  文・理合一を理想とした寺田寅彦は、自然科学の成果にも「人間的な声」を聞くことができると言った。文は人なり。学は人なり。「全人格的志向」から賢者の境に至る道は文も理も差異はない。  話を学問の世界に限ってきたが、物の道理をわきまえるべきは学問する人間に限らない。スポーツ、芸能、経営、政治…。人間活動全ての領域に共通することだ。  権力志向も支配欲も人一倍強くてむしろ当然の政治家は、同時にノブレス・オブリージュ(地位高き者の責任)の自覚も他に増して強くなければならず、たしなみ不足、無分別の浅ましさを露呈すべきではない。近時、東京都知事が2代続けて卑小な行動が因で途中退場したのも、心の品位の欠如、節度忘失を印象づける姿だった。」 http://www.sankei.com/column/news/160725/clm1607250007-n4.html 私も襟を正して、再度、物の道理をわきまえるべき人間にならなければ、と思っております。 学生のころ、父から教わった言葉でもあります。沢山のクライアントとお仕事をさせて頂き、また、10代の学生を指導する立場の人間でもある私です。日々の心がけを新たに、仕事をしていきたいと思います。 2代続けて途中退場した都知事は、将来、日本の社会で立派に活躍できる大人になるべき、純粋で、ピュアな子供たちのためにも、テレビにでるべきではないと思うのです。何をしても、簡単にテレビに復帰をして、コメンテーターになれるのであれば、本当の反省はいらない、と子供達は勘違いしてしまうかもしれません。未来の子供たちの心は、宝物ですから、なるべく、芳賀先生の様な良い方に触れて欲しいですね。 (2代続けて途中退場した都知事は、残念ながら、問答無用の人たちなのですから。) 心の品位の欠如はいけません。常に心を磨かなければなりませんね。 奈良、中宮寺です。ご訪問して、弥勒菩薩さまから、心の品位を教わりました。 Yoshiko
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大阪市立美術館 開館80周年記念 「デトロイト美術館展(大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち)」 を訪問しました。 猛暑の夏ですが、思ったよりも、沢山の人。子供達の姿もあり、大阪の文化意識の高さを感じました。 ルノワール、ピサロ、モネの眼にも心にも優しく、また、完成度の高い迫力のある作品が印象的でした。ゴッホ、マティス、ピカソ、モジリアニの作品も数点あり、日本で纏めて拝見できる機会は有難いですね。 世界の美術館を50ヶ所以上は訪問していますが、ここ大阪市立美術館の佇まいは、歴史を感じる重厚感もあり、お勧めの場所かと思います。天王寺駅から徒歩10分程ですので、お時間のある際に、是非、皆さまもご訪問くださいね。 絵画は、イタリア、フランス、スペイン、スイスと現地で拝見することは、格別のものですが、遠く海を渡って旅をしてくれた絵画(彼らは、欧州から米国へ、そして日本に訪問ですね。)に会いにいくことも、楽しく、感慨深いものです。 http://www.osaka-art-museum.jp/ 私のお勧めは、カミーユ・ピサロの小道、クロード・モネのグラジオラス、ピエール・オーギュスト・ルノワールの肘掛け椅子の女性です。 DETROIT Institute of Arts Exhibition, European Masterworks from Across the Atlantic Ocean 7月9日から9月25日まで、大阪で開催。もう一回、行こうかな、と思ったりしています。 これは、スペイン、ジローナの古都の景色ですが、レトロな感じは、大阪市立美術館と少し、似ているかもしれません。 モダンな美術館もレトロな美術館も、どちらも、それぞれに魅力的ですね。 Have a nice day! Photo by Yoshiko Yamada
高坂正堯氏 没後20年 産経新聞に、「高坂正堯再考」「現代を見通す 深い洞察」と題した、夕刊の掲載。 読んでいて懐かしく、久しぶりに心から尊敬できる先生に再会できた気分でした。 「文明が衰亡するとき」(56年)は、私の宝物の本の一つであり、青春の思い出です。 時代を超える高坂氏の視点として、以下の記載がありました。とても、高坂先生らしい言葉かと思います。ご紹介致します。 「現実に得られるのは、対立はあるがそれがともかく爆発点にまで達せず、争いがないという平和である。・・・均衡点を得るために駆け引きする政治家も平和に貢献しているのであり、そのことが忘れられるとき理想を描く平和論は危険な幻想となる。」 また、高坂先生の著書を読み返そうと思っています。 Yoshiko